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2020年 12月8日 集客できる店舗看板とは?作成のポイントを知ろう
店先や企業の入口などに掲げられる看板には、さまざまな役割があります。
なかでも、「集客につなげる広告ツール」として看板を活用されているところも多いでしょう。実際に、店先の看板のデザインを工夫することで、集客アップにつながっているケースはいくつもあります。
では、成功している店舗や企業の看板には、具体的にどのような工夫がされているのでしょうか。また、集客に失敗する看板には、何らかの理由があるのでしょうか。
ここでは飲食店に設置する看板を例に、集客できる看板制作のポイントを紹介します。
店舗看板の持つ役割とは
店舗に設置する看板には、大きく二つの役割があります。一つは、店の存在を認知させ顧客を誘導すること。もう一つが、お店の業種やコンセプトを伝えるブランディング効果です。
飲食店で成功するには、味やサービスなどの品質はもちろんですが、それ以前に「食べてもらう客を集めること」の方が重要なカギになります。店の存在に気づかせるとともに、どんなお店かをイメージさせ、入店しやすいように案内する。それが、看板の役割です。
集客力を高めるには、店名だけでなく必要最低限の情報を掲載することもポイントです。電話番号や営業時間が書いてあれば予約の連絡も増やせるでしょうし、通行量の多い交差点に道順を示した野立て看板などを設置すれば遠方からの来店も期待できます。
また、看板のデザインから店舗のコンセプトや雰囲気を伝えることも可能です。たとえば、明るくポップなデザインの看板ならファミリー向けのレストランであることが伝わりますし、シックで落ち着いた雰囲気なら大人向けの高級レストランだと、顧客がイメージしやすいでしょう。看板を見ればどんなお店なのかイメージできることも、集客力を高めるポイントなのです。
集客できる店舗看板の特徴
繁盛している店舗の看板には、どんな特徴があるのでしょうか。集客力を高める看板制作のポイントをいくつか紹介しましょう。
集客できる店舗看板の特徴:視認性に優れている
多くの人の目に留まるよう、「目立つ看板」にすることがポイントの一つです。周辺環境や他店の看板に埋もれないように配色やデザインを工夫して、遠くからでも確認できる看板を制作しましょう。
目立つといっても、派手な色を使えば良いというわけではありません。店のコンセプトや雰囲気、提供サービスなどにあわせてデザインすることも大切です。
また、設置場所や向きも重要なポイント。歩行者の多い商店街であれば、歩く人からよく見える袖看板(突き出し看板)を設置すると効果的です。交通量の多い道路沿いの場合は、道路沿いにポール看板を立てることで、離れたところからでも認識しやすくなります。
集客できる店舗看板の特徴:必要最低限の情報を掲載している
看板に伝えたいことをすべて盛り込もうとすると、何が言いたいのか伝わらない看板になるケースもあります。伝える情報はポイントを絞り、シンプルな内容にすることも重要です。
掲載する情報はターゲットが「どこから見る看板か」によっても異なります。たとえば、歩行者の多い商店街で至近距離から見る人が多い看板には、サービスやメニューの価格、電話番号や営業時間、「アットホームなお店です」といった店舗の雰囲気が伝わる文言があると良いでしょう。一方、車に乗っている人がターゲットの場合は、遠くからでも見えることを意識して、店名や大まかな業態のみ掲載するといったシンプルな情報にすることが求められます。
集客できる店舗看板の特徴:誰でも読めて業態が分かる
フランス料理やイタリア料理などを提供する店舗の中には、看板にも外国語が使われているケースがよくあります。見た目はオシャレですが、文字が読めない人が多ければ何のお店かわからず集客につながりません。看板には店名だけでなく「フランス家庭料理 ○○○○(店名)」といった修飾語句があるだけで、多くの人に認知されやすくなります。
また、外国語の店名にはできるだけ「フリガナ」も付けておきましょう。最近は、グルメ情報サイトなどインターネットで店舗検索をする人が増えています。読み方がわかなければ検索もされないため、ネットからの予約を取りこぼす可能性もあります。
集客できる店舗看板の特徴:コンセプトが伝わるデザイン
飲食店が並ぶ繁華街では、似たようなデザインの看板が立ち並んでいます。そのなかから、自店を選んでもらうには、他店との差別化(コンセプト)を打ち出すことが重要です。
看板は、お店のコンセプトや雰囲気を伝えるツールでもありますから、それらが伝わるデザインを検討しましょう。たとえば、有機野菜を使ったレストランであれば、野菜のロゴやナチュラルな感じをイメージさせるデザインが良いでしょう。若者の多いにぎやかな居酒屋ならビールのイラストや魚の形状をした看板に、落ち着いた雰囲気の居酒屋なら木目調の材質に筆文字の店名をあしらった看板にといった、コンセプトにマッチするデザインにすることも他店との差別化につながります。
集客できる店舗看板の特徴:看板が明るく入りやすい
夜間も営業する店舗であれば、照明などで明るく演出することも大切です。看板が暗いと「定休日」だと勘違いされますし、店内に入りづらい寂しい感じになります。内部に照明を灯せるタイプの看板や、スポットライトで雰囲気を醸し出すなど、入店しやすい工夫も必要です。
また、看板は屋外に設置するものですから、紫外線や雨風などにより変色や汚れが生じることがあります。そのまま放置していると、印象が悪くなり客を逃す可能性もありますから、できるだけ耐久性の高い素材を選ぶようにしましょう。もちろん、普段の清掃やメンテナンスも大切です。
店舗看板の失敗例
これまで紹介した看板とは逆の特徴を持っているのが、「失敗する看板」といえます。以下のような看板を設置されている店舗は、見直されることをおすすめします。
店舗看板の失敗例:目立たない看板
店舗の存在を気付かせるのが、看板の役割。その看板が目立たなければ、当然、店舗にも気付いてもらえません。
よくあるのが、繁華街などで他店と似たようなデザインにしたケース。周囲の看板に埋もれ自店に気付いてもらえないので、集客も期待できないでしょう。店舗のコンセプトにあわせて、看板も他店と差別化できるデザインにする必要があります。
また、出店する場所の周辺環境から自店の認知を邪魔する要素を洗い出しておくこともポイントです。たとえば、テナントビルの地下や2階以上に出店する場合、入口のところに大きな看板を設置して目立たせる必要があるでしょう。
住宅街のなかにある店舗の場合、夜間になると暗くて場所がわかりづらいかもしれません。周辺環境にあわせて照明を灯すなど、認知されやすい工夫が必要です。
店舗看板の失敗例:何の店かわからない
オシャレな雰囲気を演出するため外国語のみで書かれた看板だと、多くの人が読めず、何の店なのかも理解してもらえません。フランス語の店名だけが書かれた看板を見ても、飲食店なのか、ヘアサロンなのか、雑貨店なのかわからず、集客にはつながらないでしょう。
オシャレな雰囲気を崩さないよう、多くの人が理解できる言語やイラストを添えるなど、店舗の業態に気付いてもらう工夫が必要です。
店舗看板の失敗例:必要以上の情報が盛り込まれている
メニューの多さをアピールしたい飲食店の場合、看板にすべてのメニューをランダムに書き出すと「何がおすすめなのか」がわからず、客を離してしまうことがあります。
「ランチメニュー」「アラカルト」「ドリンク」などカテゴライズしたり、おすすめメニューのみを厳選して掲載したりと、情報を整理して見やすくすることも意識したいポイントです。
また、予約もできる飲食店であれば、電話番号や営業時間などの情報もアピールポイントになります。
実績が豊富なプロに任せるのが最短の近道
集客の期待できる看板を作成するには、さまざまな要素が必要になるため、素人では難しいのが実情です。一口に看板制作といっても、設置する目的や場所を決め、ターゲットに合わせてデザインを作成し、さらに効果を見ながら修正していくといった作業が生じます。
飲食店の方であれば、おいしい料理をつくるために勉強を続けることが本業のはずです。看板制作のために時間を要すくらいなら、プロに任せることも成功への近道といえるのではないでしょうか。
プロの看板制作会社では、専門のデザイン作成用ソフトを用いて「集客効果を高めるには、どんなデザインが良いか」を日々検討しながら、制作を進めています。実績の多い業者であれば、これまでの経験やノウハウから目的を達成しやすい看板を提案してくれるでしょう。
また、設置場所によっては行政の指導に従う必要もあります。店前であっても、公道に無許可で設置することは禁じられていますし、場所によってはサイズやデザインなどに規定が設けられているところもあり、確認申請が必要な場合もあります。実績が豊富な制作会社であればこれらの知識も備えていますから、適切なアドバイスをしてくれるでしょう。
集客効果を高める上でも、またルールに基づいた看板を設置するためにも、プロに依頼した方が安心です。
銀の汐メディアワークスについて
銀の汐メディアワークスは、集客効果を高める看板制作の実績も豊富です。インクジェット出力をメインにあらゆる印刷物を提供する当社では、多様なニーズに合わせた提案力で、看板の企画・デザインから施工まで一貫して対応できます。
お客様とのコミュニケーションを大切にすることも、当社の特徴です。ご要望や予算、ターゲット層、設置環境などを伺ったうえで、目を引くデザイン案や貴社に適した看板をご提案いたします。お見積もりは無料です。
看板以外にも、チラシやリーフレット、店舗カードなどの広告物全般から店舗のトータルデザインまで幅広く対応できます。店舗広告物のことは、銀の汐メディアワークスへお気軽にご相談ください。