コラム COLUMN

2020年 7月6日 ショップカードの作成や印刷を行うときのポイント

飲食店のテーブルや美容室のレジカウンターなどに置かれているショップカード。何が書いてあるのか気になって、思わず手に取ってしまう方も多いのではないでしょうか。

 

ショップカードは、その内容や作り方によっては集客やリピーター獲得につながる立派な広告ツールとして活用できます。

 

多くの人に見てもらえるショップカードをつくるには、どのようなカードにすればよいのでしょうか。ショップカードの作成のヒントを紹介しましょう。

 

ショップカードの用途について

ショップカードとは、店舗情報を載せた名刺サイズくらいのカードのことです。

 

カードに掲載されている内容は店舗や企業によってさまざまで、自店や系列店の営業情報を記載しているものもあれば、診察券や会員証タイプのもの、ポイントやスタンプが貯まる形式のもの、さらには会社の理念や社員の行動指針などを掲載している企業もあります。

 

いろいろなタイプがあるショップカードですが、これを作成する目的の一つに「集客アップとリピーターの獲得」があります。

ショップカードを持ち帰ってもらい、再訪問をしてもらったり誰かに紹介してもらったりする際に利用してもらうことで、リピーターや新規顧客の獲得につなげる宣伝ツールとして活用できるのです。

 

リピーター獲得の典型例といえば、スタンプカードやポイントカードがあります。

名刺サイズ大のものもあれば、二つ折りになっているもの、磁気式タイプなどが主な種類です。

 

このほか、ギフト用のメッセージカードとして活用したり、お友だちの紹介カードとして作成したり、アイデア次第でいろいろなショップカードがつくれます。

 

ショップカード作成のヒント

ショップカードは、手に取ってもらえるような目立つデザインであることはもちろん、質感や手触り、厚みやサイズなど使われる用紙によっても店舗や企業のイメージに影響を与えます。

 

ここで、ショップカードを作成する際のポイントを紹介しましょう。

 

お財布に入るコンパクトサイズに

ショップカードを手に取った方が常に持ち歩いてもらえるよう、財布に入るコンパクトサイズにします。

 

名刺サイズや、それよりやや小さいクレジットカードサイズが一般的で、メンバーズカード、サロンやクリニックの診察券などにも使われています。

 

長く使える耐久性もポイント

クリニックの診察券やレンタルショップの会員証など、お財布から何度も出し入れするカードは、汚れにくさや耐久性に優れた紙質の用紙を選びましょう。

 

フィルムを圧着した合成用紙やラミネートなどの表面加工を施せば、耐久性が増すうえ、適度な厚みで手触りもよく、信頼感のある印象を与えられます。

 

「角丸」で使いやすさがアップ

クレジットカードや運転免許証を始め、角が丸くなっているカードがたくさんあります。この加工のことを、印刷業界では「角丸」といいます。

 

角丸にすることで、お財布からの出し入れがしやすくなったり、何度も出し入れするうちに角が折れたりするといったトラブルもなくなります。また、見た目がソフトで親しみやすい印象を与えるのも角丸の特徴です。

 

診察券やポイントカードなど、長く愛用してもらいたいショップカードを作るなら検討したい加工法です。

 

ショップカードの用紙について

ショップカードは、目的や用途にあった用紙選びも重要なポイントになります。

たとえば、スタンプカードを作成する場合、ハンコを押したり水性ペンで名前を書いたりしても、インクがにじまないよう吸収性に優れた紙質の用紙を選ぶと良いでしょう。

 

ショップカードに用いられる用紙には、上質紙(普通の紙)を始め、光沢紙(コート紙)、マットコート、ミラーコートなどが代表的なところです。

 

上質紙(普通紙)

何も加工していない一般的な用紙です。

表面に塗工剤などを一切使わず、紙本来の持つ温かみのある印象を与えます。吸水性にも優れ、水性ペンやハンコなどもにじまず、スタンプカードを始め、さまざまな用途に使えます。

 

光沢紙(コート紙)

表面に塗料をコーティングし、つるつるした光沢のある用紙です。

写真が美しく映える紙質でもあり、デザインにこだわったショップカードを作成したい場合にも適しています。

 

マットコート

光沢を抑え、ツヤのない用紙です。

表面がなめらかでインキのノリが良く、また光を反射させない点も特徴です。

写真やロゴマークを大きく掲載したいショップカード、アドレス情報など文字の多いカードなどの作成に適しています。

 

ミラーコート

コート紙の片面にUVニスコーティングを施し、鏡のような強い光沢を持たせた用紙です。

コーティングしていない裏面は光沢がなく、水性ペンやハンコの押印も可能。診察券やDMはがきなどにも適しています。

 

PP加工について

用紙の表面にフィルムを圧着させる「PP加工」を施したショップカードも、多く見られます。

 

PP加工をすると、印刷した色の変化やインキの裏移りを防いだり、水がついても拭き取れるなど耐久性を増したりするといったメリットがあり、長く愛用されたいショップカードを作成する際に用いられます。

 

また、PP加工には表面に光沢があってツルツルした手触りのコートタイプ(コートPP)や、ツヤを消してスムースな質感を表現するマットタイプ(マットPP)などがあります。

 

ショップカードのサイズについて

一般的なショップカードのサイズには、「名刺サイズ」と「クレジットカード」の大きく二種類に分かれます。

 

名刺サイズは、文字通り名刺と同じサイズのもので、55×91mmが一般的。

また、クレジットカードサイズは54×85mmと名刺サイズよりやや小さいカードです。

 

いずれも、財布やカードケースなどに入るコンパクトなサイズ感で、ショップカードにピッタリでしょう。

 

また、それぞれ2倍のサイズにして左右開きや上下開きができるショップカードもあります。

 

名刺サイズの2倍タイプでは、主に企業が作成するケースが多く、会社の理念や社員の行動指針、代表のメッセージなどを記載するものが多くみられます。

一方のクレジットカードの2倍タイプでは、ショップのスタンプカードとして利用されることが多いです。

お客様情報の記入欄やスタンプのマス目、注意事項などが記載されます。

 

左右開きや上下開きができるショップカードの注意点としては、折り目となる部分に「筋入れ加工」が必要なこと。

この加工を施すことで、ショップカードの保存や利便性が高まりますので、作成する際には筋入れ加工も依頼することをおすすめします。

 

銀の汐メディアワークスのショップカードについて

銀の汐メディアワークスでは、店舗に置いたり送ったりして自社をアピールできるショップカードの作成に対応しています。

 

ショップカードの用途やサイズ、加工法などのご希望を伺ったうえで、デザインや紙質をご提案。

定型サイズだけでなく、二つ折りや三つ折り、正方形などの変形サイズにも対応でき、より細かなご要望にもお応えします。枚数は、小ロット(1枚から)でも可能です。

 

納期は最短で、デザイン校了後1週間から10日ぐらいでご希望の場所に納品します(用紙の在庫状況や作成する枚数により、発送までの日数が増えることもあります)。

 

配送は運送便にてご希望の場所へお届け(別途送料)。広島市近郊であれば、当社が直接お届けすることも可能です。こだわりのショップカードをご検討の方は、ぜひ銀の汐メディアワークスまでご相談ください。

 

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