コラム COLUMN

2020年 7月3日 横断幕・懸垂幕の印刷のポイント

歩道橋や商店街、デパートの壁面など、街中には横断幕や懸垂幕がたくさんあふれています。

どの幕も同じ素材でできているように思われがちですが、用途や設置環境などによって生地の材質や耐用年数が異なりますから、制作を検討する際には基本的な知識を得ておく必要があります。

 

今回は、横断幕や懸垂幕を作成するときに知っておきたいポイントをまとめました。

 

横断幕・懸垂幕とは

横断幕・懸垂幕とは、布に文字を書いて広く周知させることを目的とした幕をいいます。

 

看板を設置する場合と比べて、低コストで制作でき、場所も選ばず、取り外しや付け替えも容易という利点があることから、商業施設から公共機関、学校や団体のサークルまで幅広く活用されています。

 

横断幕・懸垂幕と似たようなアイテムに「のぼり」や「旗」がありますが、これらはポールなどで立てかける必要があるのに対し、横断幕・懸垂幕は四方に金属製のリング(穴)が付いており、壁やフェンスに紐で固定できるタイプのものが主流です。

 

サイズものぼりと比べると大きく、長さが10mを超えるようなものもあるため、遠くから確認できることも横断幕・懸垂幕の特徴です。

 

ちなみに、横断幕と懸垂幕の違いは、横長か縦長かによるものです。

歩道橋などに設置するような横長タイプを「横断幕」、デパートのセール告知などに用いる縦長タイプを「懸垂幕」とわけられますが、素材や耐用年数などは同じです。

 

横断幕・懸垂幕の用途について

横断幕や懸垂幕は、実にさまざまな用途で活用されます。いくつかの利用ケースを紹介しましょう。

 

販売促進などの広告ツール

「歳末大売り出し」「新規オープン」など、デパートの壁面や商店街の頭上に掲げられる横断幕・懸垂幕は、販売促進や集客を目的とした広告ツールです。

 

遠くからでも視認できて一度に多くの人の目に留まるものですし、低コストで作成できることからコストパフォーマンスの高い広告ともいえます。

 

最近では、店の入口に店名やロゴを記載した中型の懸垂幕(店頭幕)も流行しています。

古くから日よけや風よけとして使われてきた「のれん」の役割も果たし、どこか懐かしさを感じるアイテムとして人気があるようです。

 

店名やロゴだけでなく、「生ビール半額」「初売りセール」などのキャンペーン告知や、「一生懸命営業中」などのメッセージを伝える手段としても、懸垂幕(店頭幕)は活用できます。

 

スポーツイベントの装飾や応援

スポーツイベントに必要不可欠ともいえる横断幕や懸垂幕。

イベント会場を彩るアイテムとして、またマラソン大会のスタートやゴール地点をランナーに知らせる目印として、横断幕や懸垂幕が活用されます。

 

また、「がんばれ○○選手!」「○○高校優勝!」といった役所に掲げられる横断幕・懸垂幕は、応援メッセージだけでなく地域を盛り上げる役割も果たしているでしょう。

 

大きな試合では、「勝利」「絆」といったシンプルな文字の横断幕が、競技場の手すりや観客席などに設置されることもあります。競技やチームカラーに合わせて横断幕・懸垂幕を作成する団体も見られるようです。

 

路上の注意喚起

歩道橋などに設置される「スピード落とせ」「飛び出し注意!」など交通安全の標語を掲げる横断幕は、ドライバーへの注意喚起が目的です。

 

また、商店街では「振り込め詐欺に注意」「ひったくりにご注意」といった、通行人に防犯意識を促す横断幕や懸垂幕もあります。

 

横断幕・懸垂幕の生地について

横断幕や懸垂幕に使用される生地は、大きく2種類あります。

一つが「ターポリン」、もう一つが「トロマット」と呼ばれる生地です。

 

どちらを選ぶかは、設置する環境や使用頻度などによって決まりますから、それぞれの特徴を把握しておきましょう。

 

ターポリン

耐久性に優れ色あせもしにくいことから、屋外用の横断幕・懸垂幕に使われることが多いビニール生地です。

 

雨や風にも強く、1~2年程度なら繰り返し利用できます。また、印字するインクの発色も鮮やかなため、視認性に優れていることも特徴です。

 

生地自体に匂いがないため、飲食店や教育施設などで使用するのも安心でしょう。

 

デメリットは、トロマットと比べて重量があって折りたたみが難しいこと。持ち運びに難があることから、一カ所に長期間掲げる横断幕・懸垂幕を作成したい場合に向いています。

 

トロマット

主に屋内用の横断幕・懸垂幕として使われ、軽量で折りたたみができ、持ち運びに便利なポリエステル製の生地です。

 

ショッピングモールの吹き抜けスペースや、アーケード街の天井などに設置されることが多く、コンビニエンスストアやスーパーの店頭などに置かれたのぼりにも、トロマットが活用されています。

 

一定の耐候性・耐水性もあるため屋外での使用も可能ですが、長期間設置すると色褪せが起きやすいのがデメリット。屋外で使用する場合は短期間に留めましょう。

 

「防炎ラベル」の付いた生地を選ぶこともポイント

防炎加工のされていない通常の生地だと、火災などの際に延焼を広げるリスクがあります。

 

特に屋内で使用する横断幕・懸垂幕では、日本防炎協会認定の「防炎ラベル」が付いた、防炎性の高い商品を選ぶことが大切です。防炎ラベルの商品は、ターボリン、トロマットいずれの生地にもあります。

 

横断幕・懸垂幕の注文の前に決めておくこと

横断幕・懸垂幕は、目的や設置場所によって使用する素材も変わってきます。

 

長く愛用するうえでも、印刷会社に注文する前には以下の内容を決めておきましょう。

 

使用目的を決める

販売促進のキャンペーンで使うものか、選手やチームの応援で使うものかなど、横断幕・懸垂幕を使う目的を決めておきましょう。

 

設置場所を決める

屋内で使うものか、屋外で使うものかによって、横断幕・懸垂幕の素材が異なります。

また、屋外の場合で風の強い環境に設置する際は、スリット(風穴)を入れるなどの対策も必要です。最近では、小さな穴が無数に開いているメッシュタイプの生地もあります。

 

使用期間を決める

長期間にわたって設置する横断幕・懸垂幕なら耐久性に優れたターポリンを、短期間の場合は持ち運びや設置が容易なトロマットを選ぶのがおすすめです。

 

文言やデザインを決める

商業用の横断幕・懸垂幕は、巨大な広告ともいえます。多くの人の目に留まる文言(フレーズ)によって、集客などの広告効果が大きく変わってきます。

 

キャンペーン名だけでなく「全品50%OFF」「期間限定」など、注目を集めやすいワードを選ぶようにしましょう。

 

ビビットで目立つ色を用いてインパクトのあるデザインにすることも大切です。

 

銀の汐メディアワークスの横断幕・懸垂幕について

銀の汐メディアワークスでは、商業用からスポーツの応援幕まで、さまざまな横断幕・懸垂幕を制作いたします。

 

文言やサイズ、設置環境などを伺ったうえで、デザインや形状、素材をご提案。

ハトメ加工(金属製のリング穴)の位置も自由に決められますから、設置環境に合わせて作成することも可能です。

 

デザイン確定後、おおむね7日程度でご希望の場所に納品します。

配送は運送便にてご希望の場所へお届け(別途送料)。

広島市近郊であれば、当社が直接お届けすることも可能です。取り付けもご依頼があれば、その場で設置いたします。

 

細かなご要望にもできるだけ応じますので、横断幕・懸垂幕のご注文は当社までお問い合わせください。

 

販促物・看板・広告デザイン等の
お問い合わせはこちらまで
お電話の方は 082-532-8188

(受付時間は、平日9時から18時までとなります。)

看板・デザイン・カッティング等
見積無料!
カッティング(ZUND)
電話でお問い合わせ
限定商品はコチラ

看板・デザイン・カッティング等見積無料